「成年後見をすると戸籍に記載されるから嫌だ」「成年後見すると戸籍に記載されるって本当ですか?」といったご相談があります。
成年後見の前身の制度である「禁治産宣告」と「準禁治産宣告」では、宣告がなされると確かに戸籍に記載されました。
そのために戸籍に記載される事を嫌がって制度の利用が進まなかったという事があります。
また、その名前にも抵抗感がありました。
そこで、制度の名前を「成年後見」と改めました。
そして、戸籍に記載されないように新たに「成年後見登記」という制度が設けられました。
この「成年後見登記」は東京法務局が管理しています。
つまり、成年後見をしても戸籍に記載されることはありません。
なお、成年後見登記管理をしているのは東京法務局ですが、成年後見登記がされている証明証は全国の法務局で取得する事ができます。